【初心者必見】英語の受動態とは?作り方や使い方を徹底解説!

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Hi しゃーろです!
ブログを読んでいただき、ありがとうございます!

英語の受動態って何?

中学英語で「受動態・受け身」に触れた方も多いと思います。

今回は、受動態の作り方や使い方を分かりやすく解説していきます。

この記事を読めば…
  • 受動態とは何かが分かる
  • 受動態の作り方が分かる
  • 時間軸ごとの使い方が分かる

この記事を読めば、上記のことが分かります。

基礎的な法則を解説しますが、実際に使って慣らしていくことが大切です。

目次

そもそも受動態とは?

受動態とは何でしょうか?

受け身の文とも言われますが、「~される」という意味を表します。

・彼の名前を呼ぶ(能動態)

・彼は名前を呼ばれる(受動態)

実際の文を見ると分かりやすいですね。

受動態が使えるようになると主語を入れ替えられるので、表現の幅が広がります。

受動態の作り方

続いて、受動態の基本的な作り方を解説します。

受動態の基本的な形は以下の通りです。

主語 + be動詞 + 過去分詞

be動詞は「am, is, are」の3つでしたね。
(原型はbe、過去形はwas, were)

be動詞について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

過去形と過去分詞は別物なので注意しましょう。

使っていくうちに慣れていきますが、いくつか過去分詞を紹介します。

現在形過去形過去分詞形
am, is(です、あります)wasbeen
are(です、あります)werebeen
do(する)diddone
have(持つ)hadhad
see(見る)sawseen
go(行く)wentgone
come(来る)camecome
call(呼ぶ)calledcalled
話す(speak)spokespoken
get(手に入れる)gotgot / gotten
build(建つ)builtbuilt
cut(切る)cutcut

例えば、以下のような文章が作れます。

I saw her.(私は彼女を見た)

I was seen by her.(私は彼女に見られた)

主語 + be動詞 + 過去分詞

主語:I
be動詞:was
過去分詞:seen

「by」は「~によって」という意味がありますが、受動態の文では良く使われるので覚えておきましょう。

<例文>
  • I‘m called Sherlo.(僕はしゃーろと呼ばれている)
  • Japanese is spoken in our country.(私たちの国では日本語が話されている)
  • This house was built in 2010.(この建物は2010年に建てられた)

受動態の使い方

続いて、シチュエーションごとの受動態の使い方を見ていきましょう。

・現在のこと
・過去のこと
・未来のこと

基本的な形「主語+be動詞+過去分詞」は同じですが、それぞれの時制で使い分けが必要になります。

よく「現在・過去・未来・進行・完了」の5つに分けられますが、シンプルに3つの時制で考えましょう。

受動態(現在)

まずは、現在の状況を受動態を使って表してみましょう。

「~される、~されている」(普遍的なこと、日常のこと)

「~されている」(”今”この瞬間)

「~されている」(ある時から今この瞬間までの状況)

現在を表す場合、基本的には以下の形があります。

現在を表す受動態
  • 主語 + be動詞(am, is, are) + 過去分詞
    →「~される、~されている」
  • 主語 + be動詞(am, is, are) + being + 過去分詞
    →「~されている」
  • 主語 + have/has + been + 過去分詞
    →「~されている」

1つずつ例文を見てみましょう。

主語 + be動詞(am, is, are) + 過去分詞「~される。~されている」

1つ目は、普遍的なこと日常のことを表す場合です。

例えば、

「ハリーポッターは皆から愛されている」

「英語は世界中で話されている」

このような事実は「主語 + be動詞(am, is, are) + 過去分詞」で表すことが出来ます。

<例文>
  • Harry Potter is loved by everyone.(ハリーポッターは皆から愛されている)
  • English is spoken all over the world.(英語は世界中で話されている)
  • This book is read by elementary school students.(この本は小学生に読まれている)

主語 + be動詞(am, is, are) + being + 過去分詞「~されている」

2つ目は、“今この瞬間”の状況を表す場合です。

例えば、

「私の荷物が運ばれている」

「人々が巨人に食べられている」

ポイントは「今」です。

このように今この瞬間の状況は、「主語 + be動詞(am, is, are) + being + 過去分詞」で表すことが出来ます。

<例文>
  • My bag is being carried.(私の荷物が運ばれている)
  • People are being eaten by a giant.(人々が巨人に食べられている)
  • They are being called by their teacher.(彼らは先生に呼ばれている)

主語 + have/has + been + 過去分詞「~されている」

3つ目は、ある時から今この瞬間までの状況を表す場合です。

例えば、

「彼女は朝からずっと彼に待たされている」

「昨日から無視されている」

このようにある過去の時点から今この瞬間までの状況は、「主語 + have/has + been + 過去分詞」で表すことが出来ます。

<例文>
  • She has been waited by him since the morning.(彼女は朝からずっと待たされている)
  • I have been ignored since yesterday.(昨日から無視されている)
  • That Prime Minister has been criticized by the people.(あの総理大臣は国民からたたかれている)

受動態(過去)

続いて、過去の状況を受動態を使って表してみましょう。

「~された」(普遍的なこと、日常のこと)

「~されていた」(過去の特定の瞬間)

「~されていた」(過去のある時からある時までの状況)

過去を表す場合、基本的には以下の形があります。

過去を表す受動態
  • 主語 + be動詞(was, were) + 過去分詞
    →「~された」
  • 主語 + be動詞(was, were) + being + 過去分詞
    →「~されていた」
  • 主語 + had + been + 過去分詞
    →「~されていた」

1つずつ例文を見てみましょう。

主語 + be動詞(was, were) + 過去分詞「~された」

1つ目は、普遍的なこと日常のことを表す場合です。

例えば、

「東京タワーは1958年に建てられた」

「テーブルの上にあったケーキは兄に食べられた」

このような事実は「主語 + be動詞(was, were) + 過去分詞」で表すことが出来ます。

<例文>
  • Tokyo Tower was built in 1958.(東京タワーは1958年に建てられた)
  • The cake on the table was eaten by my brother.(テーブルの上にあったケーキは兄に食べられた)
  • He was splashed with water by an elephant.(彼はゾウに水をかけられた)

主語 + be動詞(was, were) + being + 過去分詞「~されていた」

2つ目は、過去の特定の瞬間を表す場合です。

例えば、

「その犬は飼い主に撫でられていた」

「この鍋は母に温められていた」

このように過去の特定の瞬間は「主語 + be動詞(was, were) + being + 過去分詞」で表すことが出来ます。

<例文>
  • The dog was being petted by his owner.(その犬は飼い主に撫でられていた)
  • This hot pot was being heated by my mom.(この鍋は母に温められていた)
  • This book was being read by him yesterday.(この本は昨日彼に読まれていた)

主語 + had + been + 過去分詞「~されていた」

3つ目は、過去のある時からある時までの状況を表す場合です。

例えば、

「この建物は以前美術館として使われていた」

「ターミネーターは3か月間上映されていた」

このように過去のある時からある時までの状況は「主語 + had + been + 過去分詞」で表すことが出来ます。

<例文>
  • This building had been used as the art museum before.(この建物は以前美術館として使われていた)
  • The Terminator had been played for 3 months.(ターミネーターは3か月間上映されていた)
  • A T-Rex had been feared for a long time.(ティラノサウルスは長い間恐れられていた)

受動態(未来)

続いて、未来の状況を受動態を使って表してみましょう。

「~されるだろう」(未来の予想)

「~されているだろう」(未来の特定の瞬間の予想)

「~されるだろう、~されているだろう」(未来のある時からある時までの予想)

未来を表す場合、基本的には以下の形があります。

未来を表す受動態
  • 主語 + will be/be going to be + 過去分詞
    →「~されるだろう」
  • 主語 + will be/be going to be + being + 過去分詞
    →「~されているだろう」
  • 主語 + will + have + been + 過去分詞
    →「~されるだろう、~されているだろう」

1つずつ例文を見てみましょう。

主語 + will be/be going to be + 過去分詞「~されるだろう」

1つ目は、未来の予想を表す場合です。

例えば、

「財布をここに置きっぱなしにしたら盗まれるだろう」

「エースは明日殺されるだろう」

このように未来の予想を表す場合は「主語 + will be/be going to be + 過去分詞」で表すことが出来ます。

<例文>
  • If I leave my wallet here, it will be stolen by someone.(財布を置きっぱなしにしたら盗まれるだろう)
  • Ace will be killed tomorrow.(エースは明日殺されるだろう)
  • That wall is going to be broken next Tuesday.(あの壁は来週の火曜日に破壊される予定です)

主語 + will be/be going to be + being + 過去分詞「~されているだろう」

2つ目は、未来の特定の瞬間の予想を表す場合です。

例えば、

「家の中は泥だらけにされているだろう」

「それらのゴミは明後日には燃やされているだろう」

このように未来の特定の瞬間の予想は「主語 + will be/be going to be + being + 過去分詞」で表すことが出来ます。

<例文>
  • The inside of the house will be being covered with mud.(家の中は泥だらけにされているだろう)
  • Those garbage will be being burned the day after tomorrow.(そのゴミは明後日燃やされているだろう)
  • He will be being scolded by his teacher at this time tomorrow.(明日のこの時間に彼は先生に怒られているだろう)

主語 + will + have + been + 過去分詞「~されるだろう、~されているだろう」

3つ目は、未来のある時からある時までの予想を表す場合です。

例えば、

「iPhone15は3年間は使われるだろう」

「1年後、私たちはAIに仕事を奪われているだろう」

このように未来のある時からある時までの予想は「主語 + will + have + been + 過去分詞」で表すことが出来ます。

<例文>
  • The iPhone 15 will have been used for three years.(iPhone15は3年間は使われるだろう)
  • A year later, we will have been taken our jobs by AI.(1年後、私たちはAIに仕事を奪われているだろう)
  • We will have been told her story for a long time.(私たちは彼女の話を長々と聞かされるだろう)

受動態の否定文

続いて、受動態の否定文について解説します。

「~されない」
「~されていない」
「~されないだろう」
「~されなかった」

受動態の否定文も一般的な否定文と同じで「not」を付けるだけです。

受動態の否定文
  • 主語 + be動詞 + not + 過去分詞
    →「~されない、~されていない」
  • 主語 + be動詞 + not + being + 過去分詞
    →「~されていない」
  • 主語 + will + not + be + 過去分詞
    →「~されないだろう」
  • 主語 + have/has + not + been + 過去分詞
    →「~されていない」

例文を見てみましょう。

<例文>
  • This room is not cleaned by him.(この部屋は彼には掃除されない)
  • I was not told to do it.(私は”やれ”とは言われなかった)
  • What he did will not be tolerated.(彼のしたことは許されないだろう)
  • This area has not been rained on.(この地域は雨に降られていない)

受動態の疑問文

続いて、受動態の疑問文について解説します。

「~されますか?」
「~されていますか?」
「~されましたか?」

疑問文は、主語の順番を入れ替えます

受動態の疑問文
  • be動詞 + 主語 + 過去分詞
    →「~されますか?、~されていますか?」
  • be動詞 + 主語 + being + 過去分詞
    →「~されていますか?」
  • will + 主語 + be + 過去分詞
    →「~されますか?」
  • have/has + 主語 + been + 過去分詞
    →「~されていますか?」

例文を見てみましょう。

<例文>
  • Is she called Nami?(彼女はナミと呼ばれていますか?)
  • Is the tree in the park being cut down now?(今公園の木は切られていますか?)
  • Will my luggage be delivered tomorrow?(私の荷物は明日送られますか?)
  • Have you been informed about the meeting? (会議について知らされましたか?)
  • What have you been done to?(あなたは何をされたの?)

まとめ

Great job!

ブログを読んでいただき、ありがとうございました!

今回は、受動態の作り方や使い方を解説しました。

基本的な形は変わりませんが、時制によって変わってくるので使いながら慣れていきましょう。

若干ニュアンスの違いはありますが、今回紹介した例文の中には別の表現が出来ることもあります。

例えば、

Those garbage will be being burned the day after tomorrow.(そのゴミは明後日燃やされているだろう)

という英文は、

Those garbage will be burned the day after tomorrow.(そのゴミは明後日には燃やされるだろう)

このようにも言い変えても違和感はありません。

日常でも主語を変えてみて、受け身の文章をたくさん作ってみてください!

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この記事を書いた人

2001年生まれ。
自分の名前のローマ字すら間違えるレベルから「英語好き」に。

英語初心者が「英語って楽しい」と思えるようなコンテンツ作成を目指してます。
英語はツールだ!!!!!!

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