
Hi しゃーろです!
ブログを読んでいただき、ありがとうございます!
今回は「関係副詞」について解説していきます。

そもそも使い方が分からないし、関係代名詞と何が違うの?
そんな悩みを抱えている方にはピッタリの記事になっています。
- 関係副詞が何か分かる
- 関係副詞の使い方が分かる
- 関係代名詞との違いが分かる
この記事を読めば上記のことが分かります。
まだ関係代名詞がよく分からないという方は、先に以下の記事をご覧ください。


英語の表現力を伸ばしたい方は、さっそく学んでいきましょう!
関係副詞とは?
そもそも関係副詞とは何でしょうか?
簡単に言うと、「場所・時間・理由などに特定の情報を付け加えるもの」になります。
文と文をつなげて1つにする架橋の役割があります。



関係代名詞と似ている気が…
それぞれ違いはありますが、文と文をつなげて1つにするという役割は同じです。
関係代名詞と関係副詞の違いについては、後ほど詳しく解説します。
関係副詞を使った例文を見てみましょう。
This is the city where I was born.(これは私が生まれた街です)
この文章を日本語でそのまま訳すと、以下のように分けられると思います。
「これは街です」「私が生まれた」
「これは街です」という文に「私が生まれた」という情報を付け加え、どのような街(場所)なのかを説明していますよね。
これが関係副詞の役割です。
関係副詞の使い方
関係副詞の使い方をもっと詳しく見ていきましょう。
関係副詞の種類は主に以下4つです。
- where「場所や状況」を説明
- when「とき」を説明
- why「理由」を説明
- how「方法」を説明
1つずつ解説していきます。
where「場所や状況」を説明
まずは「where」について解説します。
「where」は「場所や状況」を説明するときに使われます。
学校では場所と習いますが、「状況」を説明するときにも多く使われるので、場所とだけ覚えるのはやめましょう。
- (the) place
- (the) city
- (the) situation
- (the) moment
以下の例文を見てみましょう。


「This is a moment」という文に「we need to stay calm」を加え、どのような状況なのかを説明しています。



場所ではなく状況を「where」を使って説明しているんだね!
他にも例文を見てみましょう。
- I’ll never forget the place where we first met.(私たちが初めて出会った場所は決して忘れません)
- He told me about the restaurant where he often goes.(彼は僕に彼がよく行くレストランの話をした)
- She found herself in a situation where her skills were put to the test.(彼女は自分のスキルが試される状況にいた)
ちなみに状況を説明する「where」は、次に解説する「when」の代わりに使われることも多いです。
when「とき」を説明
続いて「when」について解説します。
「when」は「とき」を説明するときに使われます。
- (the) day
- (the) time
- (the) moment
- (the) period
以下の例文を見てみましょう。





進撃の巨人の冒頭かな?笑
「We remembered the time」という文に「we were under their control」を加え、どのようなときを思い出したのかを説明しています。
他にも例文を見て見ましょう。
- This is the time when we must make a decision.(これは私たちが決断を下さなければならない時です)
- This is the period when I was most focused on my studies.(これは私が最も勉強に集中した期間です)
- The day when we celebrate our anniversary is just around the corner.(私たちの記念日を祝う日はすぐそこです)
why「理由」を説明
続いて「why」について解説します。
「why」は「理由」を説明するときに使われます。
- (the) reason
直前にくる名詞は「(the) reason」のみとなります。
以下の例文を見てみましょう。


「That’s the reason」という文に「I couldn’t attend the meeting yesterday」を加え、どのような理由かを説明しています。
他にも例文を見てみましょう。
- I don’t know the reason why the price of gasoline keeps going up.(なぜガソリンの価格が上がり続けているのか分からない)
- That’s the reason why I decided to learn English.(これが私が英語を学ぼうと決めた理由です)
- This is the reason why I quit my job.(それが私が仕事を辞めた理由です)
how「方法」を説明
続いて「how」について解説します。
「how」は「方法」を説明するときに使われます。
- (the) way
直前の名詞は「(the) way」のみとなります。
また、他の関係副詞とは違い、特殊なルールがあるので覚えておきましょう。
「how」と「the way」は同時に使われず、どちらかが必ず省略される
以下の例文を見てみましょう。


「This is the way」という文に「you find what you love」を加え、どのような方法かを説明しています。
もちろん「how」の代わりに「the way」を使ってもOKです。
This is the way you find what you love.
この場合は「how」を省略します。
他の例文も見てみましょう。
- I don’t know how it works.(これがどのように動作するか分からない)
- She told us how she overcame her fear of public speaking.(彼女は公の場で話す恐怖心をどのように克服したかを教えてくれた)
- I love the way you always make me laugh.(あなたがいつも私を笑わせる方法が大好きです)
名詞の省略
続いて、名詞の省略について解説していきます。
以下の名詞は省略されることが多いので覚えておきましょう。
- the place(whereの時)
- the time(whenの時)
- the reason(whyの時)
例文を見てみましょう。
- This is where I run every weekend.(ここが私が毎週末走っている場所です)
- October is when the osmanthus blooms.(10月はキンモクセイが咲く時期です)
- That’s why I became a pirate.(そういうわけで海賊になりました)
それぞれ直前の名詞が省略されています。
関係副詞の非制限用法
続いて、関係副詞の非制限用法について解説します。
非制限用法と聞くと難しいですが、「カンマを使って補足情報を付け足すもの」というイメージを持ってもらえばOKです。
例えば、
We decided to meet at the cafe, where we first met.
(私たちはカフェで会うことにした、ちなみにそこで私たちは初めて出会った)
このような感じで、カンマを使って補足情報を付け足します。
伝えたいメインの内容は「カフェで会うことにした」になります。
また、ニュアンスの違いもあるので他の例文も見てみましょう。


カンマが無い場合は、情報を絞り込むイメージがあります。
2つ目の文章だと、富士山の中でも「以前父と一緒に行った富士山」となり、他にも富士山があるようなニュアンスになるということです。
ちなみに、カンマが使えるのは関係副詞の中では「where」と「when」のみとなるので気を付けましょう。
関係副詞と関係代名詞の違い
続いて、関係副詞と関係代名詞の違いについて解説していきます。
役割の違いを比較するとこんな感じです。
- 関係副詞:特定の場所、時、理由などに情報を付け足す
- 関係代名詞:特定の名詞について情報を付け足す
関係代名詞がイマイチ分からないという方は、以下の記事を参考にしてください。


2つの違いとして、学校で「完全文・不完全文」を習ったり「自動詞・他動詞」について学んだりした方もいるのではないでしょうか。
関係代名詞は名詞の代わりとして使われ、関係副詞は副詞としての役割を持ちます。
関係代名詞は直前の名詞を修飾し、関係副詞は直接名詞を修飾するわけではなく、特定の情報を提供する役割があります。
関係詞節の中に目的語が無い、つまり不完全な文なら関係代名詞を使い、完全な文なら関係副詞を使います。
自動詞と他動詞についても理解しておく必要があります。



くっ、拒絶反応が…
こんな風に説明されても良く分かりませんよね。
実際に以下の文章を比べてみると、どちらも「私が住んでいる」という情報を付け加えていて役割は同じに見えます。
This is the city where I live.(これは私が住んでいる街です)
This is the city that I live in.(これは私が住んでいる街です)
また、自動詞・他動詞についてもすべて理解する必要はありません。
なぜなら「run」などの単語は自動詞にも他動詞にもなるからです。



「run」は自動詞で目的語を必要としないから、関係…どっちを使うんだっけ??
こんな覚え方をしたらゴチャゴチャします。
そこで、以下のポイントだけ押さえておきましょう。
関係副詞 =「前置詞」+「関係代名詞」
関係副詞は、前置詞と関係代名詞が合わさったものと考えてください。


上の例文だと、whereは「前置詞 + 関係代名詞」の「in which」と同じ役割があります。
他の関係副詞も同じです。


関係副詞が「前置詞 + 関係代名詞」の代わりになっていることが分かると思います。
テストでは文章を見て違いを考えられますが、日常会話ではそんなことをしている暇はありません。
日頃から使って感覚的に慣れていくのがベストです。
まとめ
Great job!
ブログを読んでいただき、ありがとうございました!
今回は、関係副詞の使い方や関係代名詞との違いについて解説しました。
慣れが必要な部分ですが、使えるようになると英語表現の幅がものすごく広がるので、ぜひマスターしましょう!








