【初心者必見】英語の仮定法とは?作り方や使い分け方を徹底解説!

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Hi しゃーろです!
ブログを読んでいただき、ありがとうございます!

仮定法。仮定法。。

「もし~だったら…」と表現される「仮定法」ですが、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。

「もし~なら」という表現は、現実的なことから空想上のことまで考えられるので、時制によってゴチャゴチャすると思います。

今回は、仮定法の種類や使い方を分かりやすく解説していきます。

この記事を読めば…
  • 仮定法の作り方が分かる
  • 仮定法の使い分け方が分かる
  • 時制ごとの表現方法が分かる
  • その他の仮定法の表現方法が分かる

この記事を読めば上記のことが分かります。

日常でも超使える表現なので、状況をイメージしながら学んでいきましょう!

目次

そもそも仮定法とは?

そもそも仮定法とは何でしょうか?

「もし~なら」と言うと「if」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

僕の好きな西野カナさんの曲の中にも「if」って曲があるよ!

仮定法は「もし世界一の大金持ちだったら…」など、「現実ではないこと」や「事実と反すること」を表現する方法です。

「すでに起こってほしかったこと」や「期待に反すること」に対しても使われます。

「遅れている感覚」や「期待と現実の違い」を表現できたりもするんですね。

現在のことでも過去形が使われて混乱するという方も多いと思いますが、現実との距離感を表現するために過去形が用いられています。

逆に「もし明日雨なら…」など、現実的にあり得そうなことは「直説法」と呼ばれます。
(一部例外あり)

仮定法を学ぶにあたって、まずは直説法をサクっと見ておきましょう。

仮定法の前に直説法

仮定法の前に直説法について解説します。

「もし~なら」という意味合いは変わりません。

仮定法が「現実ではないこと・ありえないこと」に対し、直説法は「現実的にあり得そうなこと」になります。

仮定法の前に知っておいた方が分かりやすいので、作り方や使い分け方を見てみましょう。

一部例外あり

It’s about time you admitted your mistake.
「そろそろ自身のミスを認めてもいい頃だ。」

「ミスを認めること」は現実で起こり得そうですが、話し手は「すでにその行動が行われるべきだった」と感じているため、ここでは仮定法の過去形が使われています。

直説法の作り方

まずは直説法の作り方を解説します。

スクロールできます
一般的なことや事実、習慣など~なら、~するIf + 主語 + 動詞の現在形, 主語 + 動詞の現在形
現実的にあり得そうなこともし~なら、~するIf + 主語 + 動詞の現在形, 主語 + will (can/should/may/might) + 動詞の原形
横にスクロールできます(スマホ)

作り方は上記のようになります。

直説法の使い分け方

続いて、直説法の使い分け方を解説します。

表で紹介しましたが、

「一般的なことや事実、習慣など」
「現実的にあり得そうなこと」

の2パターンで解説していきます。

一般的なことや事実、習慣など

まずは「一般的なことな事実、習慣など」についてです。

「~なら、~する」

基本的な形は以下の通りです。

If + 主語 + 動詞の現在形, 主語 + 動詞の現在形

例えば、

「バランスの良い食事をとれば、健康でいられる」

という文章は一般的な事実ですよね。

このような時に直説法を使って表現できます。

例文を見てみましょう。

<例文>
  • If you have a balanced diet, you stay healthy.(バランスの良い食事をとれば、健康でいられる)
  • If it becomes night, it gets dark.(夜になったら暗くなる)
  • If the battery runs out, the cell phone becomes unusable.(バッテリーが切れたら、携帯は使えなくなる)

run out(使いきれてなくなる)

一般的なことなので、「if」の代わりに「when」を使うことも出来ます。

現実的にあり得そうなこと

続いて「現実的にあり得そうなこと」についてです。

「もし~なら、~する」

基本的な形は以下の通りです。

If + 主語 + 動詞の現在形, 主語 + will (can/should/may/might) + 動詞の原形

例文を見てみましょう。

<例文>
  • If it rains tomorrow, we will cancel the picnic.(もし明日雨だったら、ピクニックをキャンセルする)
  • If you follow the recipe, you can bake a delicious cake.(レシピ通りやれば、美味しいケーキを作れるよ)
  • If you read my blog every single day, your English skills might improve.(もしこのブログを毎日読めば、あなたの英語力は改善されるかもしれない)

every single day(毎日毎日)

【補足】「might」は「may」の過去形?

「might」は「may」の過去形と習った方も多いのではないでしょうか?

mightは過去形ではなく、似たようなニュアンスを持つ別の助動詞と考えた方が良いです。

どちらも「かもしれない」という意味を持ちますが、以下のように使い分けられます。

may(可能性が高い) > might(可能性が低い)

例文を見てみましょう。

<例文>
  • I may like it.(それ好きかもしれない)
  • I might like it.(それ好きかもしれない)

この場合どちらも同じような意味になりますが、「might」を使っている方が可能性が低いニュアンスになります。

基本的には上記のように使い分け、間接話法の時は時制を合わせるために過去形として使います

間接話法とは、誰かが言った言葉を話し手が自分の言葉に言い直して伝えること。

He said he might go to the party.(彼はパーティーに行くかもしれないと言った)

このような場合には、時制を合わせるために「might」を過去形として使います。

仮定法の種類と作り方

まずは、仮定法の種類と作り方を解説します。

スクロールできます
過去の理想や願望もしあの時~だったら、~だったのにIf + 主語 + had + 過去分詞, 主語 + would (could/should/might) + have + 過去分詞
現在の理想や願望もし今~なら、~なのにIf + 主語 + 動詞の過去形, 主語 + would (could/should/might) + 動詞の原形
未来の理想や願望もし将来~なら、~だろうIf + 主語 + should + 動詞の原形, 主語 + would (could/should/might) + 動詞の原形

If + 主語 + were to + 動詞の原形, 主語 + would (could/should/might) + 動詞の原形
横にスクロールできます(スマホ)

過去・現在・未来で形が異なることが分かります。

構造を日本語で見てもややこしいので、実際に例文に触れながら学んでいきましょう。

仮定法の使い分け方

まずは、仮定法の使い分け方を見ていきましょう。

「過去・現在・未来」の3つの時制に分けて解説していきます。

過去のことについて「もしあの時~だったら」

まずは「過去」のことについて解説します。

「もしあの時~だったら、~だったのに」

日本語にするとこのようになり、過去の出来事に対して表現できます。

基本的な形は以下のようになりますが、例文を見て感覚をつかみましょう。

If + 主語 + had + 過去分詞, 主語 + would (could/should/might) + have + 過去分詞

では、例文を見ていきましょう。

<例文>
  • If I had left earlier, I wouldn’t have missed the train.(もし早めに出発していたら、電車を逃すことはなかったのに)
  • If he had saved more money, he could have gone on a vacation.(もし彼がもっとお金を貯めていたら、休暇に行けたのに)
  • If she had known about the meeting, she would have attended.(もし彼女がその会議について知っていたら、彼女は出席してただろう)

現在のことについて「もし今~なら」

続いて「現在」のことについて解説します。

「もし今~なら、~なのに」

日本語にするとこのようになり、現在の状況に対して表現できます。

基本的な形は以下の通りです。

If + 主語 + 動詞の過去形, 主語 + would (could/should/might) + 動詞の原形

例文を見てみましょう。

<例文>
  • If I had a lot of money, I would buy a private jet.(もしお金がたくさんあれば、プライベートジェットを買うのになぁ)
  • If I were you, I‘d apologize to her.(もし僕があなただったら、彼女に謝るよ)
  • If he were a puppy, he would be forgiven.(もし彼が子犬だったら、許してもらえるのに)

I’d(I wouldの短縮形)

主語が「I」や「It」の場合、be動詞の過去形は「was」ですが、仮定法では「were」が使われる場合が多いです。

絶対に「were」が使われるわけではありませんが、現実との距離感を表現するためによく使われるので覚えておきましょう。

未来のことについて「もし将来~なら」

続いて「未来」のことについて解説します。

「もし将来~なら、~だろう」

日本語にするとこのようになり、将来のことに対して表現できます。

基本的な形は以下の通りです。

If + 主語 + should + 動詞の原形, 主語 + would (could/should/might) + 動詞の原形

If + 主語 + were to + 動詞の原形, 主語 + would (could/should/might) + 動詞の原形

例文を見てみましょう。

<例文>
  • If it should snow heavily tonight, schools might be closed tomorrow.(もし今夜大雪になったら、明日休校になるかもしれない)
  • If you were to die tomorrow, what would you wanna do today?(もし明日死ぬとしたら、今日何がしたい?)
  • If I were to be the Prime Minister, I‘d make your birthday a holiday.(僕が総理大臣になったら、君の誕生日を祝日にする)

wanna(want toの略)

「もし今夜大雪になったら」などは、先程解説した直説法でも表現できそうですが、仮定法の場合は可能性がかなり低いニュアンスがあります。

その他の仮定法表現

続いて、その他の仮定法表現を紹介します。

その他の仮定法
  • I wish「~だったらなぁ」
  • if only「~でさえあればなぁ」
  • as if「まるで~のように」

1つずつ見ていきましょう。

I wish「~だったらなぁ」

「I wish」は「~だったらなぁ」という願望を表すときに使われます。

「if」を用いた仮定法と同じような使い方ができ、基本的な形は以下の通りです。

<過去のことについて>
主語 + wish + 主語 + had + 過去分詞

主語 + wish + 主語 + would (could) + have + 過去分詞

<現在のことについて>
主語 + wish + 主語 + 動詞の過去形

主語 + wish + 主語 + would (could) + 動詞の原形

例文を見てみましょう。

<例文>
  • I wish you had told me earlier.(もっと早く言ってくれればなぁ)
  • I wish I could have seen the northern lights.(オーロラを見れてたらなぁ)
  • I wish I were a bird.(鳥だったらなぁ)
  • I wish I could speak English fluently.(英語がペラペラだったらなぁ)

the northern lights(オーロラ)

この場合も「was」ではなく「were」を使うことが多いです。

if only「~でさえあればなぁ」

「if only」は「~でさえあればなぁ」という願望を表すときに使われます。

「I wish」と意味は似ていますが、「if only」の方が気持ちが強いニュアンスがあります。

基本的な形は以下の通りです。

<過去のことについて>
If only + 主語 + had + 過去分詞

If only + 主語 + would (could) + have + 過去分詞


<現在のことについて>
If only + 主語 + 動詞の過去形

If only + 主語 + would (could) + 動詞の原形

例文を見てみましょう。

<例文>
  • If only he had called me.(彼が電話さえしてくれてたらなぁ)
  • If only I could have seen her.(彼女に会えてたらなぁ)
  • If only a day had 25 hours.(1日が25時間だったらなぁ)
  • If only we could go back in time and change the past.(時を遡って過去を変えられたらいいのに)

as if「まるで~のように」

「as if」は「まるで~のように」という表現をするときに使われます。

基本的な形は以下の通りです。

<~であったかのように>
as if + 主語 + had + 過去分詞

<~であるかのように>
as if + 主語 + 動詞の過去形

例文を見てみましょう。

<例文>
  • He explained the book as if he had written it himself.(彼はその本をまるで自分が書いたかのように説明した)
  • She chanted a spell as if she were a witch.(彼女はまるで魔法使いのように呪文を唱えた)
  • He climb the wall as if he were Spider-Man.(彼はまるでスパイダーマンのように壁をよじ登った)

まとめ

Great job!

ブログを読んでいただき、ありがとうございました!

今回は、仮定法の作り方や使い分け方を解説しました。

あなたは今どんな願望がありますか?

今回紹介した時制や表現方法ごとに自分なりに英文を作ってみてください!

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この記事を書いた人

2001年生まれ。
自分の名前のローマ字すら間違えるレベルから「英語好き」に。

英語初心者が「英語って楽しい」と思えるようなコンテンツ作成を目指してます。
英語はツールだ!!!!!!

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